Kindle Digital Publishing で電子書籍を売ってみた
Gumroad でも販売していた Plack Handbook ですが、クレジットカードの直販決済のみということもあり、Kindle で売ってみるとどんな感じかな、と試してみた。
ちょうど日本でKindleストアがはじまっていいタイミングだったので、日本語版・英語版を分けて販売することに。KDP 自体はUS・JPで分かれているのだけど、どちらから登録しても日本語、英語と分けてカテゴリ登録することが可能なので、US在住で税務処理なども楽そうなUS KDPから登録。
- 日本語版/Amazon.co.jp
- 英語版/Amazon.com (実際は日本語版・英語版ともAmazon.com, Amazon.co.jp だけでなく Kindle に参加している各国 Amazon ストアで同じASINで購入可能です)
ちなみに gumroad で販売している EPUB/MOBI 自体は、Markdown で書いて Calibre/kindlegen を使ってコンバートしています。KDP への入稿は MOBI を使って行ったのだけど、英語版はスムーズにいったものの、日本語版はフォーマットエラーで弾かれてだいぶreviewで待たされる結果に(これはフォーマットエラーと関係あるのか微妙)。結局 EPUB で再入稿して販売開始になるまで3日ほど無駄にしてしまったので、最初からEPUB でやるほうがいいみたいですね。
言語で日本語を選択すると、タイトルの日本語表記やフリガナ(ソート用?)などを入力するフィールドがでてきます。
セールス自体は KDP にログインして Reports から見ることができて、月別の販売実績・週別のロイヤルティの数字などが見れます。面倒なのでログイン自動化してメールで送るとかしたいですね。
実際、Gumroad が販売手数料10%なのに対して、Amazonでは30%または70%のロイヤルティで、かなり手数料が高く設定されてます。US などのストアでは、データのダウンロード手数料(なんだそりゃ)を除いた分について 70% という設定ができていますが、Amazon.co.jp に関しては現状 30% のみ、ということで、Gumroad に比べるとだいぶ手取りが少なくなってしまいます。とういことで、クレジットカード決済に抵抗がなければgumroad で買ってもらえた方がうれしい :)
とはいえ、Amazon.co.jp のアカウントでそのまま決済できる便利さ、というのはやはりあるみたいで、Gumroad で1ヶ月半で売り上げた分の20% が Amazon.co.jp の Kindle で1日で売れていました。発売開始のご祝儀もあるのでしょうが。
で、その効果もあってかコンピュータ・ITのランキングで4位になっている様子。Twitter のbotログなどを見ると3位で初登場したようです。
これ自体は素直に嬉しいですが、実際の売れている数字を見ると、この数でベスト10に入ってしまうのは不安な数。Amazonの頑張りに期待します :)
しかし Markdown で書いて気軽に発売できるようになって、またひとつ電子書籍出版が身近になった感じがしますね。